スポンサーサイト

    -----,--

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    銀座にて

    05-11,2015

    ごふく美馬さん東京展。

    ウィンドウの一枚は
    涼しげな上布。

    CIMG1904_convert_20150705165531.jpg

    今回は銀座文芸春秋画廊にて6日間。
    外国人で溢れる銀座通りから
    少し入った落ち着いた径にある。

    扉を開けるとこちらも良いお色。

    CIMG1902_convert_20150705165510.jpg

    夏こそ着物の王道をゆく
    上布は上等の布。
    苧麻という植物の皮から
    20もの工程を経て細い糸をとり、
    さらに織物として出来上がるまでに
    50もの手作業を経て織り上がる。
    昔もそして今となっては究極の手仕事。
    香木と同じくいつか消えゆく
    日本の手仕事だろう。
    織り手がいても植物から糸をとる
    根のある職人さんがもういなくなる

    蝉の羽ほどの薄くて軽やかな
    布に触れ、気の遠くなる人の根の集積を想う。
    贅沢とはこういうものを
    大切に纏い遺すことを言うのだろう。
    一枚の布に内包された壮大な世界。
    お着物のことは分からないけれど
    傍でお茶を差し上げる
    美馬さんでのお仕事そのものが
    私には本当に贅沢だ。
    様々な世界を垣間見させてくれる。

    いつも会場としている
    ホテルのスイートルームとは違って
    通りを歩く人がふらりと入っていらっしゃる中にも
    見たこともない世界のお話を聞かせて下さる
    興味深いお客様も混じって
    いつもの素敵なお客様方の振舞いと共に
    本当に刺激的な6日間となった。

    昔とは随分変わったと
    昔ながらの銀座を知る方々は口を揃える。
    でも私にとってはまだまだ新鮮で奥行きのある街。
    文芸春秋画廊は来年の春に
    ビルごと建て替えとなるようだけれど
    またいつかこの街で
    お茶を差し上げられたら嬉しい。

    いつもながら
    幸せなお仕事を
    ありがとうございました。




    スポンサーサイト

    小袖

    09-26,2014

    キャピトルにて美馬さんの東京展。

    日枝神社を臨む
    スィートのエントランスには
    白秋。

    CIMG0172_convert_20140930204457.jpg

    小袖と呼びたい訪問着。

    金の箔は風か
    ちらりと舞い散る葉は
    一枚も同じものがない。

    設えてある
    会場のレイアウトを
    美馬さんが整え始めると
    途端に一つ一つが際立って
    場が収まる。
    お客様の目に触れることのない
    開場前の
    こちらも美馬ジック。

    お呈茶を担当させて頂きながら
    お抹茶とは限らず
    アンテナの高い美馬さんセレクトの
    お菓子に合わせたお茶をお入れする。
    今回は四万十地栗を使ったモンブラン。

    昼夜の気温差が大きい山場で育てられた
    糖度の高い栗故、お砂糖控えめ
    自然の栗の甘さを感じられ
    生クリームでまろやかに
    何というか
    眼に深山が浮かんでくる
    やっぱり素朴で誠実なお味。
    これ以上でもこれ以下でもない
    量もまたよし。
    こうして四国で育まれたものを
    ご紹介できるのも幸せなこと。

    お菓子に合わせて
    今回はTWGの紅茶をご用意。

    CIMG0170_convert_20140930204439.jpg

    TWGのダージリンは
    ファーストフラッシュのブラックティー。
    お甘に合わせるにはちょっと優しいので
    アールグレイをセレクトした。
    すっきりとしたわかりやすいブレンド。

    紅茶のパターンは初めてだから
    ドキドキしながらお出しする。
    お菓子の美味しさが十分伝わりますように。

    美しい手仕事の
    誇り高い受け渡し
    私はこの場の中にある
    張り切った一筋の銀糸のような
    芯の伸びる何か
    それは美馬さんだけのものではない
    真摯なものの集積
    この空気がもう癖になってる
    京都の老舗問屋様方の
    考え方為し方にも
    教えて頂くばかり。

    恐ろしく贅沢なことだといつも思う。
    至福の3日間始まり始まり。









    美馬ジック

    05-24,2014

    ごふく美馬さん東京展。
    キャピトル東急にて
    三日間お呈茶のお仕事。

    CIMG0425.gif

    お茶向きの柔らかいハーブの季節到来なので
    静岡よりオーガニックのハーブを取り寄せ
    今回は、フレッシュハーブティーに。
    お当ては、高知の果物を使ったゼリー。
    暑くもなる候、柔らかい命と香りが
    お客様のお身体に優しく染み込みますように
    心をこめてお入れする。

    会場に掛けられた絹たち
    光に薄色が輝いて美しい。
    静かに巻かれて時を待つ
    反物たち
    そのひとつひとつが
    人の真摯な仕事の集積。

    展示会に来てくれた若い生徒さんが
    先日もホテルの展示会に出かけたけれど
    何というか
    色といい柄行といい
    何かが全く違うと。
    やっぱり
    初めての人でもわかる。

    何もできなくて申し訳ない気持ちもあるけれど
    でも、やはり駆けつけてきたい。、
    私はいつも社長の会場に来ると嬉しくて
    涙が出そうになる。
    選び選ばれる真剣勝負の跡
    眼差しを持って選ばれしものたち
    作る人選ぶ人の誠実が
    物といえど、オーラにならぬはずはなく
    それは、物言わぬもののみある茶室で
    感動するのと似ている。
    見えなくても
    そこに渾身の思いが在る。
    一ミリの妥協もなく。

    今回も華麗に繰り広げられた美馬ジック。
    物言わぬ反物の山から
    お客様にピタリのものをぱっと手に取り
    あっという間に
    数種のコーディネートをお披露目。

    気持ちいいほど、華麗です。

    たくさんのお客様にお運び頂いて
    次回も社長のマジックを間近に見たいなあ。

    お仕事なので楽しかったではいけないけれど
    今回も、美しいお品たちに囲まれて
    私がいちばん幸せな人でした。

    感謝。









    新たな経験。

    02-01,2014

    立春直前
    改まりに合わせるように
    電話が鳴る。

    半信半疑で取り敢えず
    登録しておいた
    茶の湯の家庭教師。
    ご希望の方があって
    本日、ご担当者との面接。
    久しぶりに履歴書や
    初めての職務経歴書などを認め
    どれだけ振りであろう面接に
    ちょっぴり緊張して出かけた。

    受験勉強を教える世界と
    稽古事とは
    似て非なるもので
    少なくても
    稽古事は契約ではないから
    様々な説明が私には
    とても面白かった。
    頂いた冊子は、受験勉強の
    家庭教師用のものだったのだけれど
    身だしなみとか言葉遣いとか
    初めの挨拶とか
    まあ細かく書いてあって
    こちらも面白かった。

    四国が大好きで
    本当にずっと住んでいたかったのだけれど、
    こういう経験は
    こちらに来てこそのもの。

    いずれにせよ
    縁を得たこと、ましてや茶の湯なので
    全力投球で
    この経験を楽しみたい。

    新しい経験
    ようこそ。
    どんどんどしどし
    私を鍛えて下さいまし。

    今月から
    早速のスタートです。







    香りのような色

    01-22,2014

    美馬さんの東京展無事終了。

    会場のエントランスには
    芝崎圭一さんの藍が
    凛とした佇まいでお迎え。

    芝崎さんの紬は五反。
    どれも何とも言えない
    いい色合い
    やわらかな艶と手馴染み。
    手に取っただけで伝わる
    纏った時の心地。

    樫・棗・胡桃・あせん・だんがら
    それぞれの染め色を言葉にしようとする
    何かに残そうと思うのに
    白橡、Walnut、唐茶?
    何にも例えられない
    自然の中のにある
    香りのような空気の色。

    作家ものとか
    人の名前を全く覚えられないけれど
    心に残る色と光。
    何とも言えない
    懐かしさ。
    美しくて嬉しかった。

    手紬ぎでもあり、
    そんなにできないそうなのに
    こんなに多く手に入れた
    社長は本当にすごい。
    今回も充実した
    逸品揃いの一会。

    呈茶では、
    初春の一服なので
    干支に因んで
    子の茶碗を忍ばせる。
    午なのに子
    美馬のお客様は
    裏干支で
    二重の福の意を汲んで下さる。
    さすが。

    美しいものに埋もれて
    ものすごーくそれ以前ながら
    今回は3日間着物と帯を変えて
    勤めた。

    お着物でも洋服でも
    制服のような考えしかなく
    洗濯の都合しか考えないような
    こざっぱりし過ぎの自分を反省し、
    纏う喜びを少しずつでも
    味わえるようになりたい。

    少しは女性らしく可愛らしい華やぎが
    あってもいいな。
    美を纏う楽しみ
    美馬のお客様方は私のお手本。

    感謝。




    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。