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    お手伝い

    03-29,2015

    本日は、こちらに来て初めて
    お茶会のお手伝い。

    還暦お二人・古稀お一人・傘寿お一人
    おめでたいが重なる本年、
    ご自分たちのご家族やお茶のお仲間を招いて
    初めての茶会をなさる

    還暦のお二人が立礼席、古稀の方が薄茶席、
    傘寿の方が濃茶席、
    別に点心席でお弁当と手づくりの椀物をお出しする。

    それぞれお茶を教えたり、楽しんだりしておられるけれど
    大寄せのお茶会は初めてだということで、
    知り合って間もなくの私にもお声がかり
    お茶道具屋さんと二人
    傘寿の方の濃茶席の水屋を
    お手伝いさせて頂くことになった。

    私がこれまで習った先生方は
    専ら社中で茶事や
    茶会もご自宅でなさるような方々だったので
    大寄せ的なものは
    青年部とか継承茶会などで
    点前や運びで表ばかり。
    貸会場での水屋を経験したことがない。
    しかも濃茶。
    自分の稽古もしていないので、
    濃茶も長らく真面目に練っていない。
    関東の服は薄目だとも聞いた。
    この一会を決める加減の良い茶を練る自信がなかった。
    人に紛れて気軽にお手伝いをと思ったのに
    ほとんど知らない方ばかりの中
    お道具屋の男性と二人水屋で
    久しぶりに緊張するのでは
    と心配になった。

    前日準備に伺ってみると
    濃茶は躙のある小間で
    水屋も2畳ほど、
    点前の息遣いが聞こえてきそうで、
    導線が短いので熱いお茶は差し上げられそう。
    少し安堵した。

    今回は大寄せと言っても
    4人の方々の関係者ばかりの
    4席で、40人ほどのお客様。
    ご家族様が袴付や
    ご自分で染められた訪問着を仕立ててお召しになられていたり、
    お茶をなさらないご友人の方もたくさんおられて
    本当にアットホームで
    素敵な一会だった。

    お客様はお茶をなさらない方や
    茶会が初めての方もいらっしゃるので
    下足も必要と思い、
    薄茶席から露地へのご案内をし、
    躙で下足をした後、
    水屋で濃茶を練り、
    出し終わったら、路地に水を撒き
    再び躙で下足に立った。

    一席終わるのを待たず
    乾いていく露地に水を撒いて
    濡れる石を拭きながら
    桐蔭写しの小間でぎっちり茶事をしていた
    若き日を思い出した。
    あの頃、露地や茶室の光の移ろいに
    心惹かれた。
    小間の茶事を通して
    光は世の中で尤も美しいもののひとつと知った。
    今回もまた、市中の山居で
    鳥の声、揺れる葉音を聴きながらの
    贅沢なお手伝いとなった。

    小間は離れにあるので、
    水屋と露地の往復だけで
    立礼席も薄茶席もどんな様子か
    お道具もちゃんと見られなかったけれど、
    濃茶席は準備と仕舞いの間に拝見。
    帰路の間も帰ってからも
    円能斎の四海一閑人
    弘入作飴釉の花入
    躙を入ってハッとした心のまま
    目に焼き付いている。
    霰の真形釜もよかった。
    染付の水指、塗蓋であったが
    水屋には共の蓋が置いてあって
    芋の葉が蓋にあしらってある。
    古瀬戸も初期は染付があったとは。
    時代のある蒼が何とも柔らかくて
    小間によく映った。
    茶入は私の好きな薩摩小茶入
    白に白が素敵。
    白地の二重蔓の金襴の仕覆
    他にも錚々たる道具だった。
    幸せ。

    主催の方々のねぎらいの中でも
    貴方は神様が私に遣わせてくれた方だと思うの
    と言って下さったのが
    少しはお役にたてたかなと思い
    久々にお茶で嬉しい出来事だった。
    更に記念品まで頂いて
    主催の方の娘さんが染色をなさる方で
    今回の三人の干支と年齢をデザインして染めた
    小風呂敷↓

    CIMG1956_convert_20150529190304.jpg

    心が伝わるのがお茶会。
    もてなす人の思いが溢れている。




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