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    秋の楽しみ

    10-08,2011

    kouyou118_convert_20111013193048.jpg

    ↑棟の傍にある紅葉。
    団地の中の様々な樹木
    各々の色に染まって
    毎日表情を変えていく。

    瑞々しい若い葉が
    風に光るのも好きだけれど、
    一枚の絵のように
    色付いていく葉がもっと好き。

    子供の頃は
    風に飛ぶ葉を追いかけて拾った。
    単純な繰り返しに夢中になった。
    秋の日向で時折
    コトリと落ちる葉の音を
    ただきいているのも好きだ。

    葉はその一枚の中に
    時間も色も音も香りも
    世界の全てを含んでいる。

    昔勤めていた京都の旧家には
    樹齢500年の守り神、銀杏の大木があった。
    銀杏の樹は街に沢山あったけれど、
    若い樹であるほど葉は大きくていびつ
    実も大きくて暢気な形。
    守り神の銀杏は
    葉も実も小さくぎゅっと締まって
    端正な美しい形をしていた。

    侘びるとかさびるとか
    殊更意味づけることもないのだけれど
    多分それは
    こういうことをいうのだ
    と感じた。

    朽ちた実の姿も好き。
    様々な実を家の中で朽ちさせると
    上手に水分が抜けずに腐ったり黴たり。
    できるだけ外気に晒して
    上手に朽ちさせて
    自分の窓辺に転がせて。
    いつまで見ても飽きない。
    ほんとうに美しいと思う。

    病院につながれて永らえたのでなく
    自分の時を終える人は
    小さく枯れた姿になる。
    祖父母も朽ちた実のように
    そぎ落とされた亡骸
    人も実も同じなのだと知った。

    成熟の時を過ぎ
    小さく侘びていくものに
    心動かされる。
    秋はそれらに出逢う楽しみに満ち満ちている。

    日本に生まれて
    ほんとうに良かった。
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