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    紅ミュージアム

    10-15,2011

    本日は、お世話になった香研究家の先生の
    「香道具を愉しむ」ワークショップのお手伝いに。

    場所は南青山の骨董通りを上がったところ。
    紅色の看板が目印のスタイリッシュな建物。

    beni_convert_20111017224334.jpg

    文政8年(1825年)創業の紅屋、伊勢半商店さんが運営されている
    紅の歴史や文化、伝統の技を現代に伝えるミュージアムです。

    今回のワークショップは
    伊勢半商店さんが取り組まれた、宇和島伊達家の香道具復元プロジェクト
    「工藝の再結晶-江戸期工人の軌跡を辿った香道具復元制作-」
    完成報告の企画展に伴うもので、
    伊達家所蔵の香道具の説明と、実際に灰を押し香炉を整えて
    ご自分でお香を炷いて聞き比べ、総包の作成などを体験して頂こうというもの。

    ↓香研究家 山中瑞穂先生 雅なお姿の内側はたっぷりの探究心とど根性。
    馬場を運営して馬を乗りこなし、お茶にお香、お料理のプロ。骨太で男前な先生です。
    beni2_convert_20111017224355.jpg

    復元された香道具は、伊達のお姫様の婚礼調度
    「黒塗御紋散梅に竹文蒔絵香道具箱」。
    優美なこの「十種香箱」は、中に
    香札や聞香炉・火道具・銀葉盤・記録板・香包・折据など
    組香に使う道具一式が収納されています。
    本歌には伊達家の家紋が入っていますが、
    家紋なしでの再現の許可が出て
    石川県を主とする漆工・金工・陶磁・装潢・彩絵等に携わる
    工芸家の方々が2年をかけて再現したものが
    本歌と共に展示されています。

    江戸の粋を集めた大名道具を再現するという
    趣旨も稀なことながら、
    総包など、現代では作れる方のないものまで
    様々な試みを経て再現されているのは圧巻です。
    気の遠くなるような試行錯誤と
    工程の積み重ねを拝見していると、
    携わった工芸家の方々のご苦労が忍ばれますが、
    こういう機会に恵まれるというのは奇跡的で、
    とてもお幸せでもあったと思います。

    伊勢半商店さんは、日本の伝統の紅を守り
    受け継いでいらっしゃる会社で、
    こういう企業に余裕のない厳しい時代であっても、
    またそうであればこそ、ご自分たちが
    日本の伝統文化を少しでも応援したいとの思いから
    様々なイベントや体験会も企画しておられます。
    その誇りと責任感に胸が熱くなりました。

    そういえば
    先生から頂いたこちらの紅をさして、
    下鴨神社で式を挙げたのでした。
    初めて手にした紅は、色絵の美しい陶器に塗り重ねられており、
    玉虫色をしていて、お支度をして下さる方も初めて扱うとのことでした。
    小町紅は、その人の持つ唇の色を反映して発色するのだそうです。
    古からずっと日本の女性が点してきた紅を纏って
    神さまの前に立てたこと、
    こうして伝統を守り続ける方たちがあればこその幸せです。
    今回、ミュージアムにお邪魔し、紅への熱い思いを感じながら
    改めて懐かしく嬉しく思い出しました。

    ミュージアムでは小町紅を使った江戸化粧の体験などもできます。
    スタッフの方々は何ともいえない温かな雰囲気の方ばかり。
    私もまた伺いたいです。
    素晴らしい企画とお心遣いをありがとうございました。

    紅花の古名は末摘花、紅藍、久礼奈爲。

    紅ミュージアム
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