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    目出度し

    01-08,2012

    氷川神社に初詣。

    毎年ながら着物を着て正装で出かける。
    こちらもお初のご挨拶。
    電車に乗って詣でるなんて
    人生初かなあ。
    氏神様を聞いて回っても
    こちらではそういう発想はないらしいから
    大きな神社に行くのが普通のことなのだろうな。
    人並みに流されて無事参拝。
    破魔矢とお札を頂いて
    お御籤を結んで甘酒でほっこり。
    刺す様な寒さが心地よい。

    京都旧家時代はご近所の下鴨神社へ。
    年末年始は夜明けから夜中まで
    本当に忙しかったから、
    ようやくお休みがとれると
    ほとんど一日死んでおり、身体を引きずって
    何とかかんとか詣でていたなあ。

    旧家の歳迎えは怒涛のようだった。
    まずは29日。
    旧家中ひっくり返しての大掃除。
    屋根や梁までよじ上って文字通り
    一年間の煤払い。
    出入りの方々も総動員。
    戸棚という戸棚も表に出して
    寒風の中、水でゴシゴシ。
    これぞまさに大掃除という
    醍醐味たっぷりな大掛かりさ。

    30日。お餅つき。
    一年のこの一日だけ、
    普段は玄関として使われている
    大台所のおくどに火が入る。
    糯を蒸すためだけに・・・
    大先生方は前掛けをして火の番。
    お湯の加減を見たり、
    下の人たちも真剣そのもの。
    大きなおくどから煙が
    高天井の梁を這うように立ち昇り
    表の風に煽られて
    勢いよく流れていく様は圧巻。
    お餅つきはご一家総出で。
    ついたお餅は、丸めてお善哉や
    黄粉餅や納豆に塗してみんなでお相伴。
    これまでに平行して三種やお雑煮
    何百人分の用意を。

    31日。
    北野天満宮より持ち帰った火で
    除夜の釜を掛ける。
    普段廊下として使用している場所に
    襖が入り見事に茶室となる。
    日本家屋は自由に無限大に
    空間使いを楽しめる。
    家具なんて置いちゃっては勿体無い。
    年越しのお蕎麦を頂いて
    家長様にご挨拶。そして除夜の一服を。
    安堵一瞬の後、まだまだ続く仕事。

    元旦。
    邸内の神棚全てに注連縄と松竹梅が飾られ
    全員揃って新年のご挨拶。
    元旦はお朔でもあるので、お朔+お正月の慌しさ。
    朝、濃茶を一服頂き、
    家長様が名前を書いて下さった箸袋の柳箸で
    ごまめ・かずのこ・黒豆の三種と屠蘇、雑煮を頂く。
    三が日のお雑煮の一日目は京風雑煮。
    大きな頭芋・祝い大根・焼かない丸餅・鰹節を白味噌で。
    2日目は仙台雑煮。
    伸し餅・紅白蒲鉾・笹蒲鉾・大根・人参・三つ葉・くちこ・柚子・海苔を澄ましで。
    三日目は東京雑煮。
    伸し餅・大根・人参・鴨・なると・笹蒲鉾・ほうれん草・くちこ・柚子・海苔を澄ましで。
    暁から夜中まで立ち詰めで
    小正月までお休みなし。

    こうしてゆっくりできる
    お正月がしみじみありがたい。
    そして今も脈々と繰り返されている
    旧家で働く人の大変さを思う。

    今年もよい年が明けた。
    神様にご挨拶ができて安心した。
    新しいお札も頂いたし
    ようやく落ち着いた。
    ようやく目出度し。


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