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    思い出

    02-13,2012

    稽古のお道具を出していると、
    お福さんの色紙。

    fukuP1020560_convert_20120223220652.jpg

    17歳になっても学校の塀を
    セーラー服でよじ登るような
    野生児の私を見かねた母に連れられ
    茶の湯の門を叩いた
    その最初の師が下さったもの。

    高校を卒業し、私が大阪に進学して間もなく
    お身体を悪くされ、一人娘さんがいらっしゃる
    宝塚にご自分用のマンションを買って越された。
    遠いながらも時々稽古に通ったけれど、
    卒業後四国に帰り、また遠くなってしまった。

    伺った時は、なかなか来られないからと
    泊り込みで教えて下さった。
    先生は毎朝、ご仏前に貴人台でお茶と
    お膳を差し上げられる。
    一緒にお経を上げて一日が始まる。
    散歩がてら茶花の散策をしたり、
    禅語のお話を尽きずして下さって
    毎回あっという間に時が過ぎた。

    茶はまず、神仏に供え相伴すること
    場を清く、自らも清く厳しく
    稽古と同じ心と手で、
    丁寧に普段を暮らすことを
    最初の師に身を持って教わった。

    先生は、70歳を過ぎて茶室のある家を建てられ、
    90歳を過ぎた今でもお一人で住まわれている。
    京都時代にお訪ねした時は
    変らず己に厳しく、人に甘えず
    茶人として生きられておられる姿を
    頼もしく拝見した。

    この方がいなかったら
    先生でなく他の先生だったら
    私はお茶を続けていただろうか?
    ご縁というより外はない。

    たかがモノなのだけれど
    17歳の私のはじめのこころと
    師の思い出が
    この一枚の色紙に
    溢れるほど詰まっている。
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