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    七夕の白玉

    07-18,2012

    20代の頃習っていた先生は
    ご実家が茶道具屋をなさっていて
    稽古場とは別に
    家の裏の小川を渡って借景を楽しみながら
    外露地を進み、隅炉の寄付から腰掛へ出て
    中門を潜り、内露地を通って蹲、
    にじり口から四畳半台目の茶室松涛庵へと続く
    建物を持っていらした。
    茶室の裏には水屋と別に広い台所と
    その向こうに道具部屋があった。

    初めて客として茶事を経験したのもこの茶室。
    初めて一人で茶事を催したのもこの茶室。
    何度茶事をしたことか
    どれだけ鍛えて頂いたかわからない。

    先生が自由にこの建物や道具を使わせて下さって、
    客組みやテーマ、道具組みを考え、
    ご案内状を認め、庭や蹲、茶室の掃除から、懐石作り、茶事全般を
    水屋、伴東なしの一人で経験した、その最初のお茶事。

    そのテーマが七夕だったことを
    先日の会でふと思い出した。

    朝茶事とし、正客は社中の友人、
    次客は共通の知人である、お煎茶の先生。

    20代の時で、もうかれこれ20年近く経ったのか?
    と愕然とすると共に、懐かしくてここに書き記す。
    記録が手元にないので覚えていることだけ

    寄付は短冊の画。
    本席は千里同風。
    風炉釜、炭道具、茶入、思い出せない
    水指は切子。
    下地窓の光にキラキラ
    ああそうだった。
    点前しながら、あの光に見とれたんだ。

    薄器は亀蔵棗
    茶杓は残念これも覚えていない。

    懐石の汁に白玉を一つ。
    汁替えで紅い白玉を一つ。
    離れ離れの牽牛と織女。
    七夕をテーマに考え始めた時
    二人を逢わせるのはいつか
    後入りの床。と決めていた。

    中立の後、後座の床に籠を掛け
    紅白の撫子を利休草と共に。

    何だか20年経っても同じようなことしてる・・・

    懐かしい。

    この時正客をして下さった社中のHさん。
    鹿大時代から魚を追いかけて、
    ご主人と共に縁もない瀬戸内にいらして
    稽古場で出会った。
    シンプルに生きていて、聡明で潔い内面が
    外見に現れ出た素敵な人だった。
    彼女が撮った写真を見ながらの
    海の生き物の話は尽きず面白かった。

    宗旦狐の噺をお題に返礼の茶事をと
    楽しみにしていたけれど、
    40キロのボンベを背負って一年中潜るので
    首を痛めて長いリハビリの後、結局お稽古はやめられた。

    でも、きっと彼女は今もお茶を楽しんでいると思う。
    点前は教場にいかないと積み上げられないが、
    彼女のお茶はもっと面白いところを捉えているだろう。
    きっと今でも。
    もう中々会うこともないけれど、
    一時期でも彼女を話せて茶の時を共有できた
    そのひとときをずっと忘れない。

    お茶は年数でもついている先生でもない。
    その人の人柄による。
    おもしろい茶人とこの地でも出逢いたい。

    期待・・・。
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