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    気が利いてる。

    10-09,2012

    懐石の先生のお手伝いの後、
    出光美術館に寄り道。

    こちらの展示は
    主催者側のノイズが一切無い。
    ものをものとして
    ありのままに見せてくれる。
    この美術館のこの硬派さが
    爽やかで好きだ。

    今回は
    東洋の白いやきものー純なる世界―。

    陶芸を始めた頃、
    古い図版で中国や朝鮮の
    モノクロの白磁を随分見た。

    まだ20代だった私は
    首と足元のきゅっと締まった
    北宋時代の水注が優美に見えて
    早速模して作った。

    細い口と手、蓋と高台、
    くびれたライン。
    結構な難易度で
    作るのに時間もかかったのに
    気に入って使っているうちに
    倒して割ってしまった。

    割れても割れても
    しつこく3度も作ったことを
    展示をみて思い出した。

    あの古い図版の白磁たち、
    私が模した水注も
    3Dで並んでいる。

    壷や皿に混じって
    景徳鎮の青白磁の枕。
    固くて冷たい陶器の枕。
    上部には蓮の葉が刻まれ
    柱も蓮の葉、
    下には蓮花咲き乱れ・・・
    青白いその色肌の中
    安らかな夢がみられそう・・・

    生憎大名物の白天目の展示は終わっており、
    仁清の白釉耳付水指となっていた。
    併設で仙厓の軸や等伯の六曲一双屏風など。

    陶片室と朝夕庵の取り合わせを覗いて
    ソファで温かいほうじ茶を頂く。
    パノラマを見ながら一息。

    お決まりのコースながら
    最後のところで
    自らお茶を注ぎ
    眼の裏を整理する
    これがとてもイイのだ。

    言葉を発せずあくまでセルフ
    見た後はこれがいい。

    この美術館は本当に無駄がなく
    最高に気が利いている。

    きっと
    ものをみているんだろう。
    ものをみるということを
    本当に知っているのだろう。

    次回は琳派で抱一。
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