スポンサーサイト

    -----,--

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    形の中身

    11-05,2012

    茶懐石のお仕事。
    霜月は茶人の正月。
    口切と炉開きの月。

    ゼミの昼食も松花堂から
    四つ椀に。
    飯椀には一文字の代わりに
    型抜きした銀杏ご飯。
    いつもの椀盛が汁に代わり
    優しく甘い西京味噌の香が嬉しい。

    ただ器が変わっただけで
    この寿ぎ力。
    ルーティンワークではなく
    手間がかかることを
    敢えてする
    制約の中でも
    先生のもてなしを感じる。

    お膳の後は、
    職員の方々が
    粟善哉を振舞われる。
    スーツにエプロンをかけて
    軽やかに配膳される。
    ここでも特別が形にされている。

    古茶を馴染んだ道具で頂く侘びも
    口切の厳かさや嬉しさも
    いつでもどこでも
    真空パックの蓋を開ければ
    おいしいお茶が飲める現代では
    分かるはずもない。

    だから
    こうして特別を幾重にも積み上げる
    そうして身体に染み込んで重なる。
    その重なりがいつか合点となって
    その人の中で繋がる。
    現代の人は
    そうして茶人になっていくのだろう。

    食べ物も、物も
    人の暮らしも
    もう古に戻れない
    だから、意味を形にして続けることは
    疎かにできない大切なこと。
    形の中にはいつでも
    心が詰まっているから。

    私も身の引き締まるひとときを頂いた。
    このお仕事は本当にいい経験になっている。

    桃さん、ありがとうございます。
    スポンサーサイト
    福を呼ぶ |TOP|

    COMMENT

    COMMENT FORM

    • URL:
    • comment:
    • password:
    • secret:
    • 管理者にだけ表示を許可する

    TRACK BACK

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。