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    節ノ会ー源氏香をあそぶー

    11-20,2012

    源氏香を体験してみたい
    というお声に応えて
    霜月の節ノ会は源氏香を遊ぶ。



    お着物や欄間などでよく見かける源氏香の図は
    本来は香道の組香である「源氏香」の
    「聞の名目」を表すものとして生まれた。
    日本お得意の秀逸なデザインであるこれらは
    三百年前に作られたとは思えないほど
    力強くて完成されている。
    お香を知らなくてもこの図は知っている方の多い
    ユニバーサルデザイン。

    これら源氏香の図を生み出した源氏香は、
    5種類の香木を5包ずつ計25包用意し
    全てを打ち交ぜ、その中から5包を取って一炉ずつ聞く。
    縦に5本線を引き、同じ香りと思うものを横線で結ぶ。
    同じ香り同士を横線で結ぶと、52通りの図形となるので
    源氏物語54帖の内、
    最初の「桐壺」最後の「夢浮橋」を除いた
    巻の名前がそれぞれの図形につけられている。
    自分の図形につけられた巻名を香の図帖の中から探し
    名目として名乗り紙に書く。
    言わば、香を聞いて、図形を自分で完成させる香り当てゲーム。

    この組香が完成したのは江戸時代になってから。
    それまで、源氏物語をお題にした組香はあったものの
    これだけの数に対する答えを持たなかった。
    日本の数学、和算術により
    答えが52通りになるということが導き出され
    全部の帖引く2が登場する「源氏香」としてようやく完成した。
    文学と算術と雅の結晶のような組香。

    以前、節ノ会の香の鑑賞で
    六国を聞いて頂いた方もいらしたけれど
    お香を聞くのが全く初めての方も多い中、
    一回目はお一人、2回目はお二人が
    五点満点の「玉」を聞き当てられた。
    正直、全問正解が出るとは思っていなかった。
    お食事を召し上がった後でも
    五感は冴え冴え。
    さすがです。

    一回目は「松風」証歌は
    ひとりこしこの山かげの心しれ
    思ひをかべの宿の松風
    二回目は「真木柱」
    立ち去らん名残かなしき真木柱
    まきほさん袖の露のまもなし

    香の図と歌合わせを探して頂きながら
    執筆をし、
    点式をお回ししたのち解者に差し上げる。
    これにて、
    香満ちました。

    「源氏香」というお題を頂いて後、安穏としていたら
    節ノ会のメンバーにお会いする機会があり、
    源氏物語を読み直しています
    とのこと。
    なんとお勉強熱心な方々。
    実は源氏物語あまり好きでない私
    プレッシャーひしひしで
    なんとなくナナメ読み。

    これが、びっくり。
    香という視点をもって
    詠んでみると、紫式部の感性と教養に
    圧倒される。
    無知とはこのこと也・・・。
    頭をたれて再読中。

    みなさんに鍛えられてオリマス。

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