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    柳緑花紅

    03-01,2013

    お朔。

    稽古の軸を掛ける。
    「柳緑花紅」
    この軸は、
    20代の頃、拙宅にお仲間を招いて
    春の茶会をした折に求めたもの。
    出典は、五灯会元という
    中国南宋代に成立した禅宗の歴史書で、
    春の風景を切り取った中に
    悟りを開いた状態を例えた
    との解釈をメモに書いている。

    春が来る度
    もう何度この軸を床に掛けてきただろう。
    自分が選んだ自分の持ち物。
    十数年来、毎春に目にしてきたもの。

    昨年末に用意した
    今年の初釜用の柳。
    本体から切り取られた枝は
    家に来た時から
    もうずっと古畳のような色をしていた。
    初釜で使い終わって後
    始末の時を逸していると
    いつの間にか
    浅緑の芽が吹いて。
    芽に頬寄せてみると
    芽だけではなく、
    ずっと畳色だった枝全体が
    初々しい緑に染まっていた。

    春が来るのも
    花が開くのも必然?
    その必然を全力で行う命がみえる。

    芽柳が風に揺れ
    花は紅く芳しい。
    長閑な春の風景。
    私は表層しか見なかったんだな
    冬の柳を避けて歩いていた。

    寒々しくても
    切り取られても
    その向こうには枝が
    幹が土があって
    それらは全て同じ時を持ってる。

    自然という
    自然は当たり前に在るもの?
    当たり前はあって当たり前のもの?
    当たり前を準備し続ける
    見えないものをみた。
    生きていくことも
    多分同じことなんだ。



    先日の↑この出来事は
    今日この軸を掛けるところに繋がっている。
    そうしてようやく
    私に気付かせてくれる
    気付くまでには
    人に応じて
    膨大な時がかかる。

    今年初めて
    この軸の言葉が
    自分深くに落ちてきた。
    私はほんとうに暇がかかるひと。

    禅は自分で気付いていくこと。
    ゆっくりでも
    私の器で気付いていくんだ。

    言葉のほんとうに少し触れた。

    何だか
    涙が出た。

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