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    白珪

    04-14,2013

    茶友にお誘い頂いて
    本日、五事式。
    初めて伺う初対面の方のお宅に
    大きなワクワクと
    心地よい緊張を連れて出掛ける。

    五事式。
    学園研究科での最後の一日。
    好きな点前を話し合って、先生に所望することができた。
    もうし尽くしてしまって
    皆が稽古していないのは五事式だけだった。
    その日、私達をご指導下さった先生は
    とても厳しい女性の先生で、
    お願いすると、開口一番
    「おこがましい」と叱られた。
    ダメ元で頼んでみようと思っていたのに
    その時は最後の稽古とあって
    皆引き下がらず
    泣いて、それでもとお願いした。
    最後には先生も折れられて、稽古をつけて下さった。
    五事式は茶事なので、その時は稽古場でもあり
    懐石などは省略でざっと通したくらい。
    お茶を始めて28年。
    人生でお初の五事式の茶事のお招き。
    私の嬉しさやワクワクを取り出して見せたいけれど
    とても文字にはできそうもない。

    都内の閑静な住宅街。
    待合には「白珪尚可磨」。
    珪は、白く清らかな玉。
    垢も埃もつけども磨く
    磨いて磨いて更に磨く
    清らかな玉なればこそ磨く。
    身の締まる禅語。

    ご一緒させて頂くのは、
    正客の雪月花の友ご夫妻、
    不白流の方、宗偏流の方。
    裏千家流の方々。
    私はお正客ご夫妻以外は初対面。

    初座には大徳寺八代管長
    晦巌老師の「常行一直心」。
    大きく流れのある筆致に見下ろされる。

    禅語でよく出てくる「直心」
    言い換えれば「すなお」だろうか。
    ありふれた言葉なのに
    大人になるほどになんと難しい「すなお」
    人の道の上にいて、拘らず囚われず
    何にも汚されない
    あるがままに万人がもつはずの「すなお」
    固く頭で捉えない。
    今日の全ての縁をただ素直に感じて
    自分らしくいよう。

    ご亭主はこの邸宅の主様、
    40代くらいの素敵な男性。
    お仕事の爲途中で席を辞すので、
    ご亭主の先輩の博学な女性と二人亭主。
    奥様は懐石とお菓子を全て手作りなさって
    水屋にスタンバイ。

    挨拶の後、
    廻り炭之式
    懐石の後中立して
    廻り花之式
    且座之式
    一二三之式

    お茶をしなれば何のこっちゃなのだけど
    要するに
    種火をあげて炉中を整え
    参加者全員で
    一人一人違うつぎ方で炭をつぎ、
    最後に亭主が下火を戻して
    炭をつぎ、香をたいて水釜をかける。
    懐石の後主菓子を頂いて
    初座を退出し、
    銅鑼の音に蹲って再び躙口より入り
    後座の床にある花入に順に花を入れる。
    且座之式では、炭と花は終わっているので
    香をたき、濃茶をする。
    濃茶をした方の点前を十種香札を使って
    評価し、点数を入れる。
    薄茶は平花月にて終了。
    計六時間ほどと言われている。

    薄茶では札をやりとりして
    宗偏流の男性に点前を所望。
    始めて拝見した点前。
    古が詰まっているであろうその所作を
    余すところなく拝見した。
    不白流の女性は床の釣花入に
    素敵に花を入れられた。
    懐石の作法も少し違ったりして
    興味深かった。

    他流の方と同座する
    こちらに来たからこその楽しみ
    私はこういうのが大好きだ。
    違うところに何があるのか
    どんな解釈でそうなっているのか
    わからなくても
    点前を拝見すれば
    意味につながる感覚がある。

    関東に引っ越してきた時、
    この地でも面白い茶人に出逢いたい
    そう願った。
    そして、囚われない心で
    ただお茶を真摯に学びたい人が集まる
    この場所に今こうしていられる。

    期待は現実になるものなんだなあ。

    もっと様々な夢をみよう。
    今日みたいなワクワクがたくさん続く
    白い清らかな玉
    そう、それでありたいんだ。

    ご自宅なので写真を遠慮していたら
    翌早朝に写真と口切のお誘いを頂いた。
    11月までまだまだ時はあるけれど
    先にある楽しみに
    今から引っ張られている。
    工夫を凝らした素敵なご自宅や
    奥様の懐石やお菓子、目に残るお道具・・・
    書きたいことは山々あれど
    まずは
    在り難いご縁に感謝。
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