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    一枚の絹

    05-08,2013

    稽古の後、生徒さんに
    興味があると仰っていた
    茶の袋物の本と、
    都内で教えていらっしゃる
    袋物の先生を調べたものをお渡しする。

    茶入の仕覆に代表される茶の袋ものは
    細かな針仕事、特に紐のところが難しいと
    茶友から聞いたことがある。
    私は不器用大王だから
    自分で作るなんて考えるにも
    図々しいことなので
    思いもよらなかったけれど、
    ご興味があるのはいいこと。
    何を作るのですか?と伺ってみた。

    嫁いだ先の義理のお母様がお亡くなりになって
    お着物のお好きな方で
    ほとんどは形見分けしたのだけれど
    誰も持っていかなかった着物がまだ少しあるので
    それで茶の袋もののような
    繊細な袋を縫って
    ご主人のご兄弟に配りたいと
    そうすれば、着物としてはもう着られなくても
    お母様が大切にした布を皆が身近に置くことができるから
    と仰った。

    茶道具の袋を縫いたいという興味
    としか思っていなかった私は
    何だか感動した。

    道具を包むため絹ではなく
    絹が主役。
    絹の向こうに大切な人がいて
    絹を見るたびに皆が
    その人を思う。
    世界中の女は
    一枚の布を纏い
    再生し、新しい形にして使い続け
    最後は雑巾や紐など
    身につける以外のものにまでして
    布を最期まで使い尽くす。
    布に命をみているんだろう。
    女は成仏させるための掌を持っている。
    (私は持っていない・・・とほほ)

    斯様に今日も
    目から鱗を落として
    様々な人のそれぞれに触れる。

    感謝。
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