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    おおらかな香人。

    05-09,2013

    本日は香筵へ。
    男性装束を拝見し
    お茶を一服頂いて本席へ。

    本席床の室礼。
    甲冑師二十五代
    明珍宗恭の鎧兜に太刀↓

    P1050978_convert_20130523180244.jpg

    こちらのお軸は?と問う方
    何が描かれているかわかりますか?
    とご亭主様が私達に逆質問。
    さっぱりワカラン
    の空気の中、お1人の女性が
    楠正成かしら
    と。
    この軸は楠正成・正行親子の
    桜井の決別の場面。

    青葉茂れる桜井の 里のわたりの夕まぐれ
    木の下陰に駒とめて
    世の行く末をつくづくと
    忍ぶ鎧の袖の上に
    散るは涙かはた露か

    日本の唱歌にもある大楠公の歌。
    楠正成は鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての武将。
    南朝側として、天皇方について最後まで足利尊氏と戦い
    湊川の戦で破れて自害した。
    最後の戦いへと向かう桜井の駅で、息子の正行を呼び、
    自分はここで討ち死にするが、おまえは故郷へ帰れと告げる。
    正行は、父と共に死出の旅の供をしたい
    と申し出るが、正成はそれを許さず、
    尊氏の天下となる日に備え
    成長し、国のために天皇に仕えよと諭し、
    天皇より賜った刀を形見に渡す。
    武士の生き様を伝える親子の別れの場面。

    武士の時代にはシビレルような
    逸話であったのだろう。

    教養とは、一つの場面
    一つの裂地をみただけで
    説明などしなくてもそれが何かわかること。
    しみじみ素敵だなと思う。

    こちらはお話のお口直しに回ってきた
    ボンボニエール。
    それぞれ蓋を開けたところ↓

    P1050974_convert_20130523175913.jpg

    勇ましい純銀製の武具を入れ物に。
    兜には日本とフランスの国旗。

    毎回こんな些細なものも嬉しい。

    ご亭主様はおおらかで自由な香人。
    年に二回の香筵だけれど
    この方の捉え方が好きで
    いつも芯から力を抜いて
    心地よい時間を吸い込む。

    縁もゆかりもなくたって
    こんな広い東京でも
    出逢えるものなんだなあ。

    感謝。
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