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    昼顔

    06-12,2013

    生徒さんが
    途中で見つけたので
    と持って来て下さった昼顔。
    暑い日なのに、萎まずに
    きれいなお顔を見せてくれた。
    早速、掛花入を出していれてみる。

    P1060279_convert_20130707174153.jpg

    一つを生かす心。
    稽古場では、軸も花もと
    諸飾りにしているけれど
    本来は、床にはいつもただ一つだけ。
    床の前に座して
    扇子の前で己を正し、
    真摯に一つのものと向き合う。

    無機物ばかりの茶室の中で
    息をするもの。
    人と花と火相と
    音は松籟、柄杓からの水音か。
    静寂をつくり
    静寂に溶け込む
    そのための稽古。
    そういう場の中で出逢う花は
    本当に厳かだ。

    その輝きはもちろん
    花の命そのものだけれど、
    その花を選び
    一番いい頃合を摘み取り
    投げ入れる
    人の心と手が
    ゆるぎなく添えられている。
    命を摘み取る責任を負って。

    僭越で適当な言葉が見つからないけれど
    感動をつくる
    それは、まず己自身に感動があってのこと。
    自分の心が動くことがまずあって
    全てはそこから始まる。

    通り道で出逢う野花に
    心が動く、一期一会。
    そこに既にお茶がある。

    茶の湯は稽古した年数ではない。
    点前をいくら覚えても
    そこに意味なんてない。
    その人の人生で培った眼差し
    大切なのはそれ一つだ。

    生徒さんの心の動きが嬉しかった。

    あさがほをなにはかなしと思ひけむ
    人をん花はいかがみるらむ
                 道信少将
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