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    巧を乞う

    07-02,2013

    節ノ会にも度々登場する七夕。

    中国より渡り
    日本の風習と結びついたこの行事は
    乞巧奠とも呼ばれます。
    もともとは、この日にお供えする
    技芸の上達を願う捧げ物の意でしたが、
    後には行事そのものを表すようになりました。

    本日は、
    平安末期に書かれた「雲図抄」に倣い
    この乞巧奠の飾り付けを再現する会に伺いました。

    配置やお供えの決まり事が図解されたものを再現した
    乞巧奠の室礼↓

    P1060359_convert_20130724122722.jpg

    卓上にはお供えの数々。

    P1060360_convert_20130724124107.jpg

    上には細い綱に梶の葉と幣を垂らしています。

    P1060364_convert_20130724122754.jpg

    本来は「ゆう」と呼ばれる晒した麻を用いていたものが
    後に五色の紙に代わったとのこと。
    これが現在の五色の短冊の元となったようです。

    P1060388_convert_20130724123131.jpg

    「建武年中行事」「増鏡」「中務内侍日記」から
    古典にみられる乞巧奠を抜粋しての講話。
    乞巧奠の楽しみは

    一、香 大きな香炉で一晩中香をたく
    二、楽 音楽を奏でる(江戸時代はこれが立花に代わりました。)
    三、歌 星合をテーマに和歌を詠み評しあう
    四、碁 
    五、鞠 日中蹴鞠をする
    六、貝覆(現代版神経衰弱?)
    七、楊弓(弓矢)

    これら七種の遊びで一日を過ごしたのだそう。

    床に飾ってあった、楊弓・貝覆↓

    P1060377_convert_20130724123029.jpgP1060373_convert_20130724123100.jpg

    こちらが本物の蹴鞠↓

    P1060374_convert_20130724122936.jpg

    意外や意外。中は空洞なので、強くおすと凹みます。
    これは鹿の皮を二枚張り合わせ、一箇所縫い残しておいて、
    そこから籾を入れて丸い形をつくり、
    きれいに丸くなったら、その穴から
    籾を一粒ずつ出し、穴は革紐で結んであります。

    P1060370_convert_20130724122845.jpg

    いやはや紙ならぬ皮風船?
    一番正当な形の鞠は金毘羅宮に遺っているのだとか。

    蹴鞠のコート?は、
    3m四方に4箇所木を植え、
    鞠が落ちたらいい音がするように
    鞠壷という瓶を埋めます。
    そういえば、下鴨神社で蹴鞠を見た事があるけれど
    ぽろぽろ落として
    あんまり見ごたえなかったような。
    練習不足か?はたまた現代サッカーの見すぎ?
    まあ、高貴な方々のこと、
    鞠を落としてもおほほ、おほほ
    勝ち負けもなく、日の暮れるまで
    おっとりと楽しまれたのでしょう。

    江戸時代になると宮中でも乞巧奠の飾りは廃れ、
    梶の葉だけが残ったようです。

    七夕梶葉 宸翰之図を拝見して、
    七夕の日は御三間(京都御所にある内々のお祝い事をする部屋)
    で、硯7つ梶の葉7枚を用意し、
    朝露を集めて墨を摺り、七つの歌を葉に認め、
    その葉で柵米や素麺を包んで
    梶の木の皮で作った紐で結び、御橋(階段)から屋根に投げる
    という場面の説明がありました。
    この頃から歌や書の上達を願う意味合いが強くなったようです。

    本日の一会は、中務内侍の御子孫が催されたもの。
    雅な一日でした。

    私もこの飾りにチャレンジしたいな。
    歌のお好きな方々と
    香を聞いて
    歌を詠む会もいいなあと。

    和歌でも俳句でも詩でもOK。
    恥ずかしがりな心を置いて
    平安の貴族に倣い、
    優劣も勝ち負けもない
    のんびりすなおに遊ぶ
    そんな一会も楽しそうです。
    やってみたいな。

    感謝。
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