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    timely

    07-29,2013

    お目にかかりたいと
    強く思いはじめて
    三年。
    ようやく叶って宝塚へ。
    最初の師を訪ねた。

    初めの先生のこと

    京都時代に加古川の茶室を訪ねてから
    10年振りの再会。
    ずっとお一人暮らしだったのが、
    7年前に娘さんのいらっしゃるマンションの
    上階を購入して、宝塚に戻られたと伺っていた。

    電話口でのお声はお変りなかったけれど
    歳をとったのよと
    ぽつり仰っておられた。

    駅に娘さんご夫婦が迎えに来て下さっていて
    マンションにつくと、
    先生は玄関を出て、手を振って迎えて下さった。

    96歳になられた先生。
    少し小さく感じて手をとって部屋に入った。

    加古川では茶室付きの一戸建てを建てられていたのに、
    お身体も弱くなったのでこちらに変られたはずが
    新しいマンションでも床を40cm上げて
    炭の稽古も万全に出来る、水屋を構えた茶室を設えておられた。

    床には一行と真の花入に真の花。
    リビングには一抱えもある矢筈薄と野花が
    バルコニーからの風に揺れている。
    テーブルの上のメモ紙には
    昔からご自分に課していらっしゃる一ヶ月十首の
    和歌を推敲した跡。

    先生は、やっぱり私の先生だ。

    どんな姿になっても
    こうして背筋の伸びる
    あの空気で迎えて下さる。

    どんな環境でも妥協せず
    こうして稽古場を整えられる。
    この茶室を、この気概を拝見するために
    今日ここに呼ばれて来たのだと強く納得する。

    幾つになっても茶人の気概。
    暮らすことの中に厳しい空気が凛とある。

    その空気は先生の生きてきた道そのもので
    17歳だった私が45歳になった今も
    今でもあの頃のまま揺るがない。
    先生の空気を受け取る私も
    やっぱり涙が出る。
    稽古場の空気に感動して泣いていた
    17歳の時と変らないんだ。
    少し違うのは、先生の凄さが
    あの頃よりはずっと分かる。
    生きていくという毎日
    その一日の生き方が長い道の先を決めていく。

    伺う前のお電話で
    ご迷惑になってはいけないから
    数時間で失礼する旨をお伝えして、
    梅田のホテルを予約していた。
    娘さんご夫婦から直ぐに折り返しで
    ぜひ泊まるようにとのお言葉を頂いた。
    私の両親より少し上くらいのご年齢だから、
    昔からお稽古の後、泊めて頂いたり
    よくして頂いていたけれど、
    娘さん夫婦との再会は20年以上振りくらい。
    私はもうあの頃のような若い娘さんではないのに
    変らず、心から迎えて下さる。

    世の中には心が通い合う人がいて
    そういう方といると、心地よくて安らかで
    感動がたくさん訪れる。
    遠慮を越えて素直に甘えられる。
    吉兆縁の料理人のお店で
    道具見立てのお話も面白かったし、
    連れて行っていただいたお店も
    全てがお心入れで、
    心からのおもてなしが胸に染みる滞在となった。

    ご主人様は先生とは義理の関係だけれど、
    先生のことがなぜか好きなんだと。
    阪神大震災でご自宅を失ったけれど、
    その後も、豊かな環境で
    健やかに
    幸せに過ごされている先生や周りの方々を拝見して

    正しく正しく生きてきた
    貴方には誠心誠意魂を込めて私の全てで教えた

    先生の言葉が心深くに沈んでいく。

    これではいかん。
    私はこれではいかんのだ。
    私は既に渡されていて
    必ず渡すために生きている。
    先生の背をみて、誠心誠意魂を込めて
    このバトンを渡す。

    環境に甘え安穏としている
    もっとがんばれ自分。

    天のお導きで降りて来た再会。
    なんてなんてタイムリーなんだ。
    絶対に挫けないぞ。

    感謝が尽きない。

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