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    茶箱勉強会

    10-17,2013



    新居に越してから炉開きをしたい
    という私の勝手な都合で
    開炉の月、霜月の稽古を
    茶箱でさせて頂くことに。

    皆さん初めてなので、
    点前の稽古の前に、集まれる方で
    まずはふんわり雰囲気を掴む稽古。

    茶箱は携帯品。
    茶室以外の場所でお茶を差し上げるためのもの。
    お湯以外の必要な道具が
    箱の中に全て入っている。

    利休の時代からもちろんあって
    その頃は、野点ということで
    散漫にならないように
    わざと名物の道具を仕組んで
    野外にあってもピリリとした
    茶を喫していたという記録もある。

    時代は下って
    毎度おなじみ裏千家中興の祖、十一代玄々斉が
    定めのなかった茶箱をきちんと好まれ、
    季節に合わせた雪月花の点前を考案された。
    現在では、茶箱は入門・小習に続く扱いとなっているが
    伝物であり、本来はもっと格式のある位置付けだと私は思う。
    こういう点前をしていると改めて
    玄々斉という家元の明晰さにほれぼれとする。

    夏の点前として後から加えられたのが卯の花点。
    こちらを茶箱の稽古初めの点前とすることが多い。

    この他、淡々斉考案の点前で、
    戦時中に生み出された二椀を仕組む和敬点、
    箱ではなく、父である圓能斉が
    御所にあがる時の籠を好んだ色紙点がある。

    茶室ではないので
    前提として畳に従うことはなく、
    空間を使って点前する。
    その意味がわかりやすいように
    畳を無視して毛氈を敷き、結界を設える。
    生徒さんが花をお持ち下さったので
    本日は花結界に。

    野外には床もないので、室内であっても
    一行などは相応しくなく
    掛けてもさらりと短冊くらい。

    火を起こさないと湯が沸かないので
    野外であれば
    キャンプファイヤーの要領で
    石で囲った小さな火床を作ってもよいし、
    簡単に保温ポットでももちろんよい。

    すすぎなどの湯は脇の地面に捨てるので
    建水も付随していないけれど
    室内ではそういうわけにいかないし、
    そのまま捨てるにも抵抗があるので
    ボウルでもなんでも建水の代用とすればよい。

    スーツケースに丁度収まるサイズなので
    海外に行く時は、華やかめの小紋と共に
    入れておくと、現地での予期せぬ展開もあって楽しい。

    袋を解いてお道具を一通り拝見する。
    本日ご参加の生徒さんはそれぞれ
    ガラス、染色、焼物を一通りされており、
    仕服を仕立てたいという方もいらっしゃるので
    美大出身のご主人もお仲間に加えて
    茶箱一式を作ってはどうかなどと
    なんだか楽しそうな予感もしたり。
    茶箱の中身は、自分で好きなものを仕組んでいくので
    色々なものをみて、点前も経験し
    生涯の一つを時間をかけて整えるのも醍醐味。

    今日は十三夜。
    雲が厚くて月は見えないだろうけれど
    まずは月点前で一服差し上げる。

    生徒さんには
    初めの一歩。
    卯の花点でそれぞれ
    お茶を点ててもらう。

    この懸命な姿。
    この姿が大好き。
    皆さん、さらりとお着物でいらしたので
    それぞれ写真に撮りました。

    来月はまず卯の花点から
    汗をかいて楽しみましょう。


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