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    炉開き

    12-21,2013

    荷物もなんとか片付いて
    本日ようやく炉開きの茶事。

    20131221_convert_20140109201646.gif

    四国の実家の茶室開きに書いて頂いた
    関の軸を
    この稽古場にも掛ける。

    夏に帰省した時に篩っておいた灰を
    炉檀に入れて、五徳を据え
    釜を合わせる。
    四隅を掻き揚げ
    湿し灰を撒き
    敷香をして種火を点ける。

    今はまだ何も感じられなくても
    いつか生徒さんたちが
    水釜の寸暇の風情に
    間に合う席入りができるように
    いつか
    湿し灰が種火で白んでいく景色を
    心に留めてくれる日がくるように
    願いながらの支度。

    火をおこして種火に新しい炭をつぎ
    やがてそれが最高の火相になるまでの
    「時」そのものを共に過ごす
    最初の儀式が初炭手前。
    心の締まる最初の仕事
    私は炭手前が一番好き。

    本来一つの間で行うべき茶事ながら
    お足の都合もあるので、
    テーブルで懐石を頂く。

    今回は久しぶりに京都から
    味噌などの材料を取り寄せて
    作る。
    柿や柚子などの頂きものも
    お献立に取り入れて
    柿はラフランスや葡萄と共に進肴に
    柚子は、牡蠣を味噌焼きにしたものを詰めて
    焼物とした。
    寒い時分となったので、
    椀物は蕪蒸し。

    炉開きの粟善哉を頂いて
    後座の席入り。

    稽古の時に口で説明していた
    この、「床にはひとつ」を
    生徒さんたちに見てほしかった。

    百聞は一見に如かず
    写真でもないネットでもない
    今という空間
    自分の眼で見たものでないと
    わからない
    物が語るということ
    自分の心が動くという経験

    今日の花は
    生徒さんの庭から切らせて頂いたもの

    照葉は一枚一枚がそれぞれ
    絵のように美しい表情をしていたから
    落とすことができなかった。
    少し葉が多めだけれど
    白椿と共に竹一重に入れる。

    この椿を切らせて頂くようお願いした日から
    生徒さんは、雨が当たらないように
    蕾に覆いをかけたりして下さっていたと
    別の方から伺って
    その気遣いに恐縮し、
    そしてありがたかった。
    思いの詰まった大切な命を
    生かすことができたかどうか

    出会うときは一人とひとつ
    軸は軸だけ
    花は花だけ
    あれもこれもではなく
    一つと真摯に向き合う
    それが一期一会ということ

    濃茶が初めての生徒さんも
    一緒に濃茶を頂く。
    茶事は濃茶を頂く為のもの。
    この火相を頂点に
    慮り合うことが主にも客にも必要で
    そのように恙なく動けるように
    時を図り身体と心を遣う
    みんなまだまだ始まったばかりだけれど
    自分の所作が定まれば
    連客主客の察し合いの醍醐味がわかる。
    その日まで何度でも
    様々な茶事をご一緒しましょう。

    濃茶と薄茶の
    意味の違いは
    茶事を通してしか
    わからないもの
    今自分がしている稽古の位置付けを
    理解してもらうのも
    社中での茶事の意義。

    薄茶はそれぞれ
    点て合って
    交代で点前。

    お母様の振袖に
    お祖母様の丸帯でいらした生徒さん、
    お着物の楽しみが始まった生徒さん、
    おひとりおひとりの
    お着物を拝見するのも嬉しい

    ご一緒する方があってこその茶の湯。
    皆様のおかげで
    新しい場所で炉を開くことができた。
    この関を力強く通り抜け
    東西南北
    どこへでも自由に
    私の前のこの道を
    清々しさ一杯にまた踏み出していける。

    本当にありがとうございます。





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