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    温かい場所

    12-23,2013

    毛利のおばあちゃんが
    亡くなった。
    102歳

    帰省の度に
    お顔を拝見するようにはしていたのだけれど
    もう何年も寝たきりで
    でも
    私が伺うと
    必ず手を握って名前を呼んで
    貴方が幸せなら嬉しい
    と言ってくれた。

    身体は動かなくなっても
    最後まで頭ははっきりしていた。

    おばあちゃんは
    私の恩人。

    私の家は商売屋で
    両親共に働いていたから
    私達兄弟は全員
    お守りさんに預けられた。
    私のお守りさんは
    ご近所で、優しいお顔をした
    ご夫婦だったのだけれど
    多分、その時期夫婦仲が良くなかった。

    家の中で共に過ごすのが
    多分嫌だったのだと思う
    私は度々その家から逃亡した。
    行く当てもなく
    近所を放浪していた。
    大体探し当てられて
    ミルキーの箱を宛がわれ
    連れられて帰った。

    小さい時
    私には行くところも居場所もなかった。
    誰もいなかった
    今でも
    行くあてなく歩く
    あの時の自分を覚えている。
    寂しいとかではなくて
    それが私の現実で
    日常だった。

    私の家のお向かいに
    住んでいたのが
    毛利のおばあちゃん

    幼稚園に上がると
    毎日のようにおばあちゃんの家に行った。

    きっかけが何だったかわからない
    ただ、おばちゃんの家からは
    ピアノの音と
    きれいな歌声が時々聞こえていた
    私と同じくらいの男の兄弟がいて
    下の弟さんは身体が
    少し弱かった。
    私はその兄弟とよく遊んだ。

    おばあちゃんは
    ピアノを弾いて
    私たちは歌を歌った。
    おばあちゃんの部屋は
    お日様がよく当たって
    いつも明るくて温かかった。

    おばあちゃんは
    いつも優しかった

    私には
    寂しいということが
    わからなかった
    そして
    寂しくはなかったのだと思う

    私の周りには
    優しい人がいつもいて
    私を受け止めてくれたから
    私をそこに居させてくれた

    その場所があったから
    私は無事に大きくなれて
    今ここにこうしている

    毛利のおばあちゃんがいなかったら
    という私など
    この世に存在しない

    おばあちゃん
    おばあちゃんのおかげで
    私は幸せにしています。

    天国でも
    ピアノを弾いて
    きれいな声で
    天使と一緒に歌っているかな

    またいつか
    おばあちゃんの
    手を握りに
    手を握ってもらいに
    行きますね。

    ありがとう
    おばあちゃん。
    またいつか。











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