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    飯の香

    03-29,2014

    Tyahanngama201403.gif
    皆様、お写真ありがとうございました。

    本日は清心会
    茶飯釜稽古茶事。

    稽古なので
    客と亭主と両方の仕事を
    見て経験を重ねてもらえるよう、
    席入り1時間前に集合して
    それぞれお手伝い。

    懐石の盛り付けもみんなで。
    今回は茶飯釜なので
    膳持ち出しの時は飯椀は蓋のみ
    汁は桜型の大根と落辛子のみ仕込んで
    向付を配置という
    変則となるが、箸の説明や
    割醤油のこと
    縁高のお菓子の入れ方など
    お話しながら準備。

    お一人は時計を担当してもらい
    いつもより多めの下火に
    湯釜を掛けて、茶事スタート。

    初炭で多めに炭をつぎ、
    おいしく炊けてねと言い聞かせて
    洗い米を投入。
    この最初の5分が勝負で、
    しっかり炭に火が回らないと
    芯のあるご飯となってしまう。
    火吹竹を順番に吹いていく。
    なんと皆さんお上手でびっくり
    灰を撒き上げずにピンポイントで吹いて
    よい火を起こしてくれる。
    炉檀に火が映るほどに赤く。
    今回はご飯の香りを楽しむために
    香を炉中に入れないけれど、
    香合は拝見してもらう。

    膳を持ち出し、
    燗鍋と杯台を持ち出し、
    ご飯の声が明らかに変わって
    2度上げの後、釜を上げて蒸らす
    空いた鎖に汁を掛ける。

    よそい回し
    空いた釜を下げて
    ご飯を飯器にとって釜を洗う。
    濡釜をかけておく。

    道明寺の煮物椀、鰤幽庵焼、
    筍・蓬麩・菜の花焚きあわせ、
    進肴はあさりと分葱の酢味噌和え
    八寸はホタルイカと蚕豆
    箸洗は新生姜と百合根瓣
    湯桶・香物に続いて
    手作りしてみた「吉野山」。

    釜を洗うのに暇がかかるので
    次回は水屋当番をおひとりお願いしようと思う。
    中立までに水釜が沸き立ちすぎてしまった。

    軸を巻き上げ、お持ち頂いた椿と雪柳を入れ
    この日に点前して頂くように
    頑張って稽古した生徒さんの濃茶点前。
    いつもお仕事帰りのおひとり稽古なのに
    皆さんの前で落ち着いて点前なさった。

    炭を直して干菓子を持ち出し薄茶。
    こちらも新しい方たちが
    挑戦して先輩方に点てて下さった。

    今日のお軸は「弄花香満衣」。
    侘びの極みとも言われる茶飯釜なので
    もっと軽みのあるさらりとした軸を掛けたかったのだけれど
    私のわずかな手持ちではかなわずこちらに。

    中唐の詩人、干良史の「春山夜月」の一節で
    「掬水月在手」と対句となり、
    前者は春、後者は秋に掛けられることが多い禅語。
    意味は、花野に入って花と戯れていると
    花の香りが衣に移って香りこぼれてくる
    水を掬うと夜空の美しい月が
    己の手の中で輝いているというような意味。
    解釈はさまざまあるが、
    私がこの軸を選んだのは
    能動ということ。
    花を遠くから眺めているだけではなく「己の足で分け入る」
    月を遠くから眺めているだけではなく「己の手で水をすくう」
    だからこそ、香りが衣に移るほど自分を満たし
    美しい月をその手の中に抱える喜びを知る。

    清心会はいつだって
    チャレンジャーの集まりであってほしい。
    てらわずに一歩を踏み出せる素直さを
    私も持ち続けたい。

    生徒さんたちが思いをくみ取って
    運びから点前までご自分でできることを
    分け合ってして下さったことが
    今日のなによりの収穫。

    加えておかげをもって美味しいご飯を
    ご馳走様でした。

    また来年も楽しみましょう。
    おつかれさま。

    次回稽古茶事は6月。
    菓子茶事とも呼ばれる飯後茶事を稽古。
    茶花の勉強も兼ねて花寄せと廻り花を組み込む予定です。




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