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    渇来茶 飢来飯

    03-25,2014

    週末の茶事の道具を出してみる。

    CIMG0006_convert_20140428185446.jpg

    侘びた道具が似合うのは承知だけれど
    女子ばかりなので華やかに
    花筏の炉縁を入れて
    蛤棚に朱地の雲錦の棗を合わせる。
    これ全て
    四国のクライアントさんから頂いたもの。
    この他にも
    鬼面切掛風炉釜もほいっと下さった。
    財力のない庶民の私が
    稽古を続けられるのも
    こうして何の見返りもないのに
    応援して下さる方々あったればこそ。
    なかなかお目にかかれないけれど
    道具を見る度にその方を思い出す。
    おかげを頂いて私の今がある。
    リフォームで、コンクリの天井に
    茶飯釜用の釜蛭釘を仕込むのに
    大工さんと工務店さんが
    知恵を絞って取り付けて下さった
    釘に鎖を繋ぎ釜を掛けてみる。
    関わって下さった方のおかげで
    こうして茶飯釜の楽しみができる。

    此度の茶事の主役は
    大好きな釜のひとつ
    茶飯釜。
    三月になるといそいそと五徳を外し
    この釣釜を掛ける。

    窓を開けていると
    ゆらゆら揺れる風情も嬉し。

    一文字蓋はご飯用、
    お茶の時は蛇の目蓋と
    二つの蓋がついた羽釜。

    利休の孫の宗旦が
    弟子である銭屋宗徳に与えたものが本歌。
    宗徳は生涯この釜ひとつで飯を炊きお茶を楽しんだ。

    側面に鋳出された
    二人の参禅の師である清巌宗渭の語

    渇来茶 飢来飯

    喉が乾いたらお茶を飲みにいらっしゃい
    お腹がすいたらご飯を食べにいらっしゃい

    しびれるような茶の心。

    茶飯釜の茶事は茶事七式の番外。
    究極の侘茶とも言われている。

    侘びって何か特別な
    格式のあるものだと思いがちだけれど
    侘茶とは究極の人本位の茶ではないかと
    最近思う。
    お茶をしない人も面白いと思えるものの中に
    侘びがあるような
    侘びの中にそのイメージと違う
    もっと軽やかな
    面白がりを感じるのは私だけ?
    勿論、その対峙する人間同士に
    侘びがまずあっての人本位。
    そこにはおたがいしかない。
    それは相当厳しい
    そして多分相当楽しい。

    その境地にはまだまだ到らないけれど
    今の私の楽しみ方で
    今の生徒さんたちの力量での楽しみ方で
    この釜と出逢い
    炊きたてのご飯を一緒に頂こう。
    為してこそ得られる感慨を
    生の実感を茶の湯の中で
    体験し続けていこう。

    老いも若きも
    五感を開いて素直にワクワク
    様々な出会いを喜んでいこう。
    おおらかにお渡し下さったお返しできない恩を
    気付き学んでいくことで
    身体に刻んでいこう。














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