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    すなお

    05-17,2014

    2月から始められた
    おひとり稽古の男性。

    茶の湯の稽古は初めてで
    茶席に入ったことはなく、
    本や映画で興味を持たれて
    門を叩かれたそうで。

    椅子に座っての
    茶の湯の講話の部分は
    リラックスされているけれど
    いざ茶室に入って
    立居の稽古となると
    緊張されてるのが伝わっていた。

    今日からは割稽古に入り、
    道具の説明、袱紗捌きの意味をお伝えした後
    真新しい帛紗をさばいてもらう。

    初めてなのに
    言う通りに
    何と見事にさばかれる。

    初めてのことを為すとき
    言葉を素直に聞いて
    そのまま手を動かす
    これができない人が意外に多い。
    自分の思いや焦りや緊張で
    心がいっぱいになって
    身体が固くなるのだと思う。
    人の言葉をそのままに聞く
    この単純なことは
    本当は難しいことなのかも
    自分が教えるようになって気が付く。
    そして私も心がいっぱいになる質なので
    心を素直にしたくて
    稽古を続けるのだと思う。

    古稀を過ぎても
    素直でいられる
    たった一つの場面に
    生徒さんの生き方がそのまま現れ出る。

    途中、生徒さんの携帯から
    アラーム音が大きく鳴って
    気付いておられないご様子にびっくりして
    お伝えすると、
    17歳の時に患った結核の薬の後遺症で
    後年、高音が全く聞こえなくなってしまったそうで。
    曰く、
    17歳で病気という挫折を味わい
    なにくそと思ってその後を生きてきたと
    青年期の時間は取り戻せないけれど
    がむしゃらに仕事をして今があるのは
    病気のおかげかもしれないですねと。

    お仕事を早めに切り上げて
    稽古に来られる道々
    予習も復習もできておらず
    毎回、どうしよう・・・と思いながら車を走らせ
    私の家が見えると
    なぜか心が落ち着いてきて
    ドアの前に立つと心が整うのが分かり
    靴下を履きかえる頃にはヨシと思い
    茶室に座ると心がシンとなるのを感じ
    それが心地よいと話して下さった。

    人それぞれに時がある
    全てを受け入れて
    前をむく人
    性別も年齢も何も関係ない
    眩しいと思う。





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