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    11-01,2014

    霜月お朔日。
    茶人の正月が明けた。

    床は毎年変わらずの関。

    CIMG0712_convert_20141201182028.jpg

    霜月はこの軸に毎日向き合って
    抱く感慨に耳を澄ませる
    私にとって大切な一年の振り返り。

    この関の軸は拙宅の炉開きで
    その時習っていた先生をお招きした
    最初の茶事のために書いて頂いたもの。
    私の初心がここに在る。
    毎年、この初心に会いにこの軸を掛ける。
    生徒さんのためではなく、自分自身のため。
    そして、
    この同じ道具が毎年の私にとって
    同じでないことを毎年思い知っている。

    関の前で
    私の後ろにのびた一本道。
    己が来た道を振り返る。
    そして今期もこの関を越えていくのか
    と自分に問う
    もちろん越えていくんだと
    しっかりと答えて
    一歩を踏み出す。

    いつでも来た道を帰れるけれど、
    いつだって振り返らない
    今期も私は前を向いて
    しんどいことを果敢にやれるか
    自分にちゃんと向き合っていけるか
    勇気を育めるか
    本当の大きな関を目の前に描いて
    自問する。

    関を越えて私の前に広がる無数の道。
    新しい道を自分で決めて
    自分一人で歩いていく
    そしてその道端にはやっぱり
    私の好きなものたちが待ち受けている
    またほんとうのものに出逢える
    美しいものたちに出逢える
    この軸の前で坐していると
    初めての心のような
    清々しいとしか言えないものが
    また新たに心に満ちてくる。

    一年ぶりに茶壺の箱を開けて
    一回ですべての紐が結べるかテスト
    老化はも少し大丈夫かな。
    この二つを自分に試す変わらない儀式。

    同じ道具ではつまらない
    という感覚はわかる
    でも敢えて同じものの前で自分を晒して
    自分の感慨の移り変わりに付き合ってみるのも
    また面白い。

    同じものがいい時もある。



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