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    一生分。

    07-16,2011

    ただ一度しかお会いしたことがないけれど、
    忘れえぬご夫妻がいる。

    数年前、父が所属している会の四国大会を父が担当することになり、
    事務局としてお手伝いした時のこと。

    全国からレストラン・菓子部会のメンバーが
    数十名研修目的でみえられるので
    1年前から何度も東京の本部に通い
    準備してきたもの。

    メインの会場は道後の大和屋さん。
    前日に台風が来て、飛行機が離発着せず
    鉄道も部分的に止まって
    当日キャンセルが続出した。

    クリニックも急遽、別の企業さんに
    お願いしたりで波乱づくめだった。

    4日間の日程の2日目の夕方、
    一組のご夫婦が合流された。
    塩釜からいらしたお寿司屋さんのご夫妻。
    もう70歳を過ぎておられる。

    飛行機が飛ばず、鉄道に乗り換え、
    来れる所まで来て、タクシーに乗り換え、
    途中がけ崩れに合って、見知らぬ街に泊まり、
    ようやくたどり着かれた。

    もう何とも言えない笑顔で。

    来られなくて当然のところ
    引き帰しても当然のところ
    会社の代表が夫婦揃って無謀だ
    という人もきっといるだろう

    私は本当にびっくりした。
    そして、当たり前のことのように淡々として
    素朴なお二人に
    涙が止まらなかった。

    約束を守るとはどういうことか

    この時身をもって知った。

    ただ一度の出会いでも一生分を教わることもある

    後日、
    お世話役の私達を労わるお言葉を添えて
    これまたこれまで食べたこともないような
    ピチピチギンギンの日本海の幸を送って下さった。
    胃袋まで掴まれてしまった。

    人に誠を伝えるとはどういうことか

    私はこのご夫婦になれるだろうか

    とても遠い道のりに思える。

    父が被災地に出かけていると聞いて、どうしたのかと思っていると
    被害を受けた塩釜のお店を訪ねたのだそう。
    もう息子さんに代替わりして、お孫さんも立派になっておられるとか。
    奥様は亡くなられてしまったけれど、
    ご本人はお元気でいらして、お店も再会し
    お顔をみて安心して帰ってきた
    と。

    よかった。

    私の憧れのご夫妻。
    私の心の中では永遠の笑顔だ。

    どうぞお元気で。
    いつかお店に伺います。





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