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    初稽古

    01-04,2016

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    歳神様に新しい年を一つ賜って
    丙申の初春を迎えました。

    年末より家を清め
    鶴亀の軸を掛け、松を立て
    御鏡を作って床を飾り
    大晦日に作ったお節をお供えし
    無事に感謝しながら
    ずっと繰り返してきた
    年迎えのひとつひとつを終えていく。
    自分の手を精一杯使い切って
    賜る真新しい元旦の曙。

    何物にも代えがたい
    清々しい光です。

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    新しい世界に足を踏み入れることはとても楽しいです
    お茶の稽古を始めて人生が豊かになった気がします
    生徒さん達の賀状の言葉を嬉しく拝見して
    本日より稽古始め。

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    開き始めたの敷地内の紅梅

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    そのままを着物に映したような
    清しいお姿も初春の嬉しさ。
    丁寧な一服を頂いて
    心が締りました。

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    年末の禊の帰り道、鎌倉で見つけた和紙
    稽古の後、こちらで初点の香包み作り。

    ものみな新た
    まっさらな心でまた一年
    皆さまお健やかでありますように。




    旅立ち

    12-19,2015

    一年間の長き旅を終え
    荷をおろす
    そんなイメージで
    稽古は師走の旅箪笥。

    私が持っているのは利休好み。
    利休が小田原の戦いの折に考案し
    好みものとなった桐木地。
    逸話も面白いお棚なので
    仙叟は杉木地で
    玄々斎は網代で
    淡々斎は紅葉を漉き込んだ乾漆で
    再好みしている。

    面白いと思って
    若い頃、最初の方に買ったお棚なのに
    組み立てでないので
    四国の稽古場で使ったきり
    引っ越しの後も箱に入れたままとなっていた。

    久しぶりに出してみると
    生徒さんはお棚らしからぬその姿に怪訝な顔
    そして、その後の歓声が嬉しい。

    棚点前なので
    濃茶も薄茶もできるけれど
    やっぱり面白いのは芝点。

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    松に千鳥のお茶碗を合わせれば
    気分は奥の細道
    芭蕉の心で荷を下ろす。

    船の茶碗を合わせると
    これだけでも旅立ちのイメージ。
    卒業や進学、留学や就職などの
    送別に取り合わせたり
    茶箱のような趣向で野辺の茶としても楽しい。

    喜び悲しみ悲喜こもごも
    清心会でも新しい旅立ちがお二人。

    お一人はご結婚で東北へ
    旅の箪笥を希望でいっぱいにして
    新しい人生に旅立たれる。

    もうお一人は
    ご主人の転勤で関西へ。
    最後の稽古で旅箪笥。
    濃茶の点前で茶杓の銘は「旅立ち」
    続いての薄茶点前では銘「ふたたび」
    そのお気持ちが染みてくる。

    お二人とも清心会で初めて茶の湯の扉を叩いて下さった。
    新たな地でも茶の湯を続けて下さる
    そのお言葉が力強くて
    お二人の初めからの姿が私の中であふれ出て
    寂しいけれど頼もしくて嬉しかった。
    私もそうやって引っ越した場所で
    茶の湯を続けて今がある。
    これまでずっと見送られる側だったのに
    初めて見送る立場になり
    これまで私を送って下さった先生方のお気持ちに
    初めて触れた。
    これからもこんな出会いと別れがあるのだろう。
    私は港の側になった。

    茶の道をゆけば
    どこかできっとまた会える。
    そんな経験を何度もしてきた。
    見送る人も見送られる人も
    私たちは同じ道の上。
    何だか力をもらう。

    聡明なお二人のこと
    新たな地でも素晴らしい恵みがあり、
    また恵みを与えてもいける。
    どこへ行っても大丈夫です。

    思いが尽きませんが
    ご縁を本当にありがとう。

    新聞

    12-03,2015

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    朝、ごみを出して新聞受けを見ると
    読売新聞の地域版が何部か投函されていた。
    付箋に「ありがとうございました」と。

    階段を上りながら見てみると
    お茶会の写真・・・
    野辺の茶会を取材して
    一面の記事にして下さっていた。

    記事を読んでみると
    お茶会の中で私が話していたことが
    書かれていて
    その場で聞いた話だけで
    こんなに書けるなんてさすがと思ったけれど
    同時に
    怖いことだとも感じた。

    聞き方なんてひとそれぞれ
    受け取り様も百人百様
    記者さんはそのまま書いて下さっていたけれど
    人前で話すときは心せねば。

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    新聞に点前している写真が載った生徒さん
    お着物はお母様のもので
    お祖母様がお母様にと誂えられたもの。

    お祖母様は今は病院でご療養中で
    自分のこともわからなかったりするのに
    この写真を見せると
    お着物のことを覚えておられて
    自分が娘につくったものだとわかったそう
    お祖母様もご両親も
    みんな喜んでいたと仰っていた。

    そのお話を稽古の折に伺って
    私も嬉しかった。
    それだけでもお茶会をした甲斐があった。

    身近な人に喜んでもらえる
    こんなにいいことはない。
    記事にして頂いたことで
    嬉しい人が増えていった。
    自分がしていることを喜んでくれる人がいる
    それがまた嬉しい。
    生徒さんのこれからの励みになったと思う。

    読売さん、ありがとうございました。




    句読点

    11-21,2015

    見上げても
    見下ろしても
    好きなものばかり

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    茶の季は開炉。
    初風炉と炉開きは毎年正午茶事。
    初めてさんばかりの回は
    どうしても時間がかかってしまうけれど
    その代わり後炭が面白くなる。
    火と水と人が頬寄せ合って同じ時を生きる。
    炭が移り変わっていく様は時そのもの
    釜の松風がうつろい
    生きて動く茶の様々
    感じて重ねてくれると嬉しい。
    正客は茶事初参加の大学生さん。

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    霜月稽古風景。
    壺荘と紐結びにチャレンジ。
    初挑戦ですんなりできる人もあれば
    苦心惨憺眉間に皺滲ませる人あり
    でも何故かハマる紐結び
    ボケ防止にもなります。

    201511keiko_convert_20151205211648.gif

    炭の大きさも釜の大きさも
    全てが嬉しい茶人の正月。
    お着物の着やすい季節になって
    がんばって着付けてみえられる方も多い。
    お祖母様が蚕から糸をとって染めて織りあげた
    形見のお着物など見せて頂けるのも嬉しいこと。

    去年と今年同じことをしながら
    どんな螺旋を描いているか
    茶の暦は句読点。
    線の上を生きる己を立ち止って顧みる大きな点。
    去年の今と今年の今
    自分は何を重ねてきたか
    積み残したことは何だったか
    できるようになったことを喜び
    新たな課題を喜び
    いつも心新た日々新たに
    まっさらな自分を喜んで
    自分の歩幅で今季もまた
    ひとつずつ
    爽やかに重ねていきたい。

    はじめてのお茶会

    11-03,2015

    11月3日は
    暦の上では楓蔦黄。

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    冬が来る前
    秋の最後の一日と位置づけて
    陽だまりの野辺でひととき
    落ち葉の音を聞きながら
    一服のお茶をどなたでもどうぞ。
    市民祭りなので改まったりせず
    そんな趣向で釜を掛けてみる。

    短冊の通り
    秋の聲を落ち葉の落ちる音と聞いて
    その音が萬野に満ちるイメージ。
    野外の設定なので
    青竹を切らせて頂いて
    床と結界に。

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    久しぶりに竹林に入り
    腐葉土を歩いて
    心に清風をもらった。

    持ち寄って下さった
    沢山の散り紅葉
    どんぐりや木の実
    生徒さん達が会場中にそれぞれ
    飾り付けて下さる。

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    懐紙の中にもひとひら
    紅葉が落ちてきた
    そんなお菓子をご用意して。

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    お茶の花は先取りで蕾よね
    とお花を分けて下さったお庭の持ち主はおっしゃったけれど
    今の今の今の野辺
    普通の人が普通に暮らす
    先取りでない今。
    だから咲きこぼれた最後の乱れ菊を。

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    茶箱月点前で一服。

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    お運びさんもお点前さんも
    初めてさんばかりながら
    それぞれが美しい葉のように
    野辺を彩って下さって
    一枚の絵の様でした。

    nobenotyakai.gif

    それぞれの持ち場で役割を果たし
    違う持ち場の方々の仕事を見て
    気付き学び、私も生徒さんも
    自分の眼や器を広げられたら嬉しい。

    もうすでに
    またやりたい!とのお声が届き
    お道具のない先生は早々ビビッているわけですが
    今回ご参加頂けなかったり
    点前を希望なさらなかった生徒さん達も
    チャレンジできることを
    また何か企画できるといいな。

    白い帯締めを締めて臨んだ
    初めての大寄せ茶会。
    生徒さん達のご家族さまやお友達方が
    娘さんや奥様を熱い眼差しで見つめて
    私もご挨拶ができて
    安心したし、ほんとうに楽しかった。

    ご縁を頂いたすべての方々に感謝です。

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